初春の宴

山形県の米沢は、250年の伝統を守り続ける東北随一の織物産地です。 全国に「米琉」の名で知られる米沢紬、伊達政宗の生誕の地である仙台の人は、親しみを込めて米織(よねおり)と呼びます。宮城県の旧家の蔵には勿論のこと、各家の仙台箪笥の中には沢山の米織の着物があり、今なお米織は大切に受け継がれ愛されています。

米沢市・長井市・白鷹町を総称して置賜地方といいます。それぞれの産地を代表する最高の技術保持者、いわゆる「匠」の技を生かして、各織元は染糸織柄に工夫を凝らし趣味の着物を生産しています。それらは「置賜紬」の名称で伝統的工芸品に認定されています。(伝統的工芸品とは、伝産法に基づいて経済産業大臣により指定された日本の伝統工芸品を指す)

経済産業省の伝統的工芸品を現代に生かす為の事業の一環として、西村宏美は「置賜紬で創るドレスファッションショー」を、東京青山を皮切りに日本各地で開催させて頂きました。昭和から平成に年号が変わって間もない頃のことです。お世話になった米沢織物協同組合の沢山の織元の中で、和装コート地専門の「有限会社佐志め織物」とのお付き合いは、以来二十数年に渡り続いています。

その和装コート地でドレスを創りました。長年の経験から、着物地の中で一番洋服に仕立てやすい素材は、皺になりにくく丈夫で光沢があり、しかも撥水加工を施す着物のコート地です。このドレスは、ピアニストやバイオリニストの腕の動きにも配慮した袖のデザインになっていますので、海外でリサイタルを開催する音楽家の方に・・・または国際的なパーティーや海外旅行でのオペラの観劇に・・・と、海外でも大いに活用いただける日本の伝統織物で創ったドレスです。

素  材 和装コート地

サ イ ズ  B84cm HW75cm H140cm 肩幅34cm 総長150cm

     裾幅410cm

品  質 絹100%

取扱注意 洗濯・ドライクリーニング

営 業 日 火・水・木・金 10:00〜17:00

定 休 日 土・日・月・祝祭日

配 送 料 全国一律500円(税込)でお届け

世界にひとつ「Hiromi Nishimura」一点ものシリーズは、追加生産ができません。なくなり次第、「伝統織物・米織で創ったロングドレス」は終了いたしますのでご了承ください。

型番 Aa09-13016
販売価格 120,000円(内税)
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