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西村宏美プロフィール
「世界に一着」を着る幸せ、創る喜び。
Message from Hiromi Nishimura
20代の頃「スター誕生」というテレビ番組がありました。それは、レコード会社のスカウトマンが審査員となり、歌手を目指す若者の新人発掘の登竜門でした。
当時の私も、自らのデザイン画を全国のコンテストに応募する日々でした。この道で食べて行きたい・・・という夢の為です。ある時、そのテレビ番組と同じような趣旨のコンテストに最終ノミネートされて、幸運にも大手企業2社からスカウトされました。それが、西村宏美の企業デザイナー契約社員としてのスタートでした。
その後、30歳を過ぎたら「流行ものはそろそろ難しいね」と言われ、子供服やシルバー服、紳士服等にまわされました。しばらくして「子供服からウェディングドレスまで・・・紳士服も承ります・・・」とう看板を掲げた店を開店しました。3年ほど後に、当時は全国的にも珍しい「着物地で創る洋服店」として看板を掛け替えて以来30数年、いろいろな経験を積み重ねて今日に至りました。
いろいろな経験とは、いままで私がお世話になった方への感謝の心の蓄積です。
講 演 | ジャリュー美術館 | 全日本服装文化章 | 親しいお客様と一緒に |
LIFETIME ACHIEVEMENT AWARD(終身成就褒章)受章
世界高級注文服業者連盟は、1910年にベルギー王国の首都ブリュッセルで発足。1935年ベルギー大会より国際会議(FIMT)が隔年(奇数年)にヨーロッパ各地で開催。(後、世界大戦のため10年間ほど中止)戦後復興を機に日本国の紳士服業界関係者が発起人となり、同連盟主催によるアジア高級注文服業者連盟会議(FAMT)が発足し、隔年(偶数年)にアジア各地で開催。FIMT・FAMTは世界のファッション先進国が参加し、流行・技術・素材等の洋服に関するあらゆる情報交換、勉強会、技術競技会を行い、メインイベントは各国代表参加デザイナーによる国際ファッションショー。世界の高級注文服(オートクチュール)業者の一大祭典です。
西村宏美は、2016年に世界高級注文服業者連盟から名誉褒章を賜りました。
日本人としては歴代7人目の受賞となります。
「HIROMI-我が人生のバージン・ショック-」が出版されました
東日本大震災、父の死と母の大病、様々な困難から還暦を迎えた西村宏美がデザイナーを目指すきっかけとなった出来事から人生初の国際ショーでの苦悩など、デザイナー「Hiromi Nishimura」のこれまでの生きざまをさらけ出し、新たなスタートへと向かう一つの区切りとしての完成を迎えた本が出版されました。
西村宏美初めてのファッションショーから 世界高級注文服業者連盟の終身成就褒章受章へと至るまで、 人生のターニングポイントとなった方々との対談など これまので半生を綴った一冊です。 本には正絹綴織(米沢市・佐志め織物)で 1枚ずつ手づくりの「Hiromi Nishimuraハンドメイドブックカバー」が付きます。 |
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本の出版を記念して地元情報誌「仙台っこ」で インタビュー記事が掲載されました。 HIROMI-我が人生のバージン・ショック- 定価4,500円(税込) お問い合わせはグランベルまで TEL:022-268-2171 |
Hiromi Nishimura "works" 〜海外での実績〜
【作品名】DIZZY (めまい) 世界中がコロナパンデミックで渦巻いている最中、西村宏美は初めて発作性頭位めまい症を発症し、自らの日常生活もぐるぐると回転した。病が癒えた頃、ロシアのウクライナ侵攻。世界中がめまい症発作のように負のスパイラルに飲み込まれた。煌びやかな装飾を排除し、モデルがターンするたびに負のスパイラルを表現した三年ぶりの新作は「めまい」と命名した。 |
【作品名】Thanks (感謝) 今年の2月、寒い夜に星となって夜空に旅立った母を偲んで新作が生まれました。着物の喪服で漆黒のアンダードレスを、その裏地で沢山の星を製作。多色のチュールレースは銀河を。銀河の中で、ひときわ白く輝いて見える星こそが「あなたのお母さん」です。時には、夜空を仰ぎ「お母さんの星」を探している、そんな世界中の人々に私の新作「感謝」を贈ります。 |
2018年8月
韓国・大邱・ホテルインターブルゴEXCOにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】刺し子 (SASHIKO) 【素 材】日本の伝統工芸「刺し子」 (Traditional Japanese sentence SASHIKO)
日本の伝統文化「刺し子」とは、布に刺し縫いする針仕事のこと。昔は貴重だった布を繰り返し補修し、長く大切に使う生活の知恵でした。時代の流れの中で、現代では糸目を重ねて美しい模様を描き出す刺し子へと変化をしてきました。生活の知恵から生まれた刺し子は、一針一針女の手のぬくもりと、その素朴な美しさが目を引きます。3年前から入退院を繰り返し、先頃施設に入所した母の元気だった頃を思い出し、夫の帰りを待ちながら、娘の仕事を案じながら・・・。そんな家族への願いが詰まった母の刺し子作品から新作が生まれました。 |
2017年8月
台湾・台北・圓山大飯店にて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】シナプス(Synapse) シナプスは、脳内の神経細胞 (ニューロンNeuron)の情報を繋ぐ役目持ち、シナプスの活動状態によって記憶に重要な関わりを持つ事が脳科学の進歩により明らかにされつつあります。 |
2016年7月
タイ・ウボン・スニーグランドホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】唐紋色々織 (からもんいろいろおどし) 宮城県丸森町の養蚕農家から得た100ケ余の繭を、繭細工作家に黒人・白人・黄色人種の肌色に染色して頂き、帽子と腕輪を製作。ドレスは山形県米沢市の老舗の織元が、国宝正倉院の日本最古の絹織物を研究し、現代に再現したという伝統織物から製作。「日本の絹・日本人の手技」を、世界にアピールしたいと願い生まれた新作です。 |
2015年8月
フィンランド・タンペレ、スキャンディクホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 危険ドラック(Legal High) 2014年7月、日本では「脱法ハーブ」が「危険ドラック」と改名。それを機に大槻恵子画伯に「危険」「恐怖」「破滅」をキーワードにイメージ画を依頼する。数カ月後に届いた20枚余の中から数枚の絵を選び、布に印刷しこの作品が生まれた。日本では「いたちごっこ」海外では「モグラ叩き」と称され、規制した薬物とは異なる類似した化学構造を持つ新薬物が登場することが繰り返されている。人類破滅への世界共通の恐怖・・・。屍(しかばね)を表現した黒紐は、日本の着物地(喪服)で製作した。 |
2014年7月
神戸シェラトンホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 Internet data box スカート部分はインターネットでつながっている地球をイメージ。現代のネット社会は情報boxに溢れ、光のように早く、世界中に情報が飛び交う。グローバル化社会の便利性と、その陰に潜む危険性を、立体的に「光と影」にみたて表現した。 |
2013年8月
韓国、ソウル、ロッテホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 花は咲く 東日本大震災の被災地では、3年目を迎えた今でも復興の音楽が流れる。 世界中からの励ましに感謝を込めて、復興への願いを込めて、この新作が生まれました。 |
2012年8月
シンガポール・ラッフルズ タウンクラブにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 結愁 被災地仙台では、仮設住宅での生活が毎日報道されている。結愁とは、悲しみのために心結ばれること。日本人のこころの絆が更に深まることを祈ってデザインする。 |
2011年7月
イタリア・ローマ、シェラトンホテルにて、世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 もったいない 震災を経験し、創業以来大切に保管していた残布を素材に。数十種類の様々な着物地を剥ぎ合わせて完成したフォーマルドレス。もったいないは、世界に誇る日本人の精神文化。 |
2010年8月
台湾・台北・グランド フォルモザリージェント台北にて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 酸性雨 地球の温暖化シリーズpart 4 |
2009年8月
オーストリア・ザルツブルグ・国際会議場ミラベルガルデンにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 南極の溶氷 地球の温暖化シリーズpart 3 |
2008年9月
インドネシア・バリ・ホテル日航にて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 地球の砂漠化 地球の温暖化シリーズpart 2 |
2007年8月
台湾・台北、台北国際会議中心TICCにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 異常気象 地球の温暖化シリーズpart 1 |
2006年10月
中国・杭州、杭州貿易センターホテルにて中国政府主催の国際ショーに参加客演。
日本の伝統織物、帯地のタウンスーツ他10数点発表。日本人デザイナー6名の合同作品によるファッションショー演出の総合プロデュースを担当する。 |
2006年7月
マレーシア・ペナン、エクアドルホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 源氏物語 「娘さんには横綱になってほしい」との手紙と共に、相撲王国青森(母の幼馴染)から袋帯が届いた。日本人の清らかな心の絆。心の雅とは、しなやかな「ひらがな」の美につながる。和歌の描かれていたその袋帯から「源氏物語」が生まれた。 |
2005年6月〜12月
フランス・リヨン、国立ジャリュー美術館(モード・テキスタイル部門)にて作品展示発表。
【タイトル】 Mode on papier Mode on tissue 紙のモード・布のモード 紙をテーマに、世界を舞台にコレクション活動をしているデザイナー5名による合同特別展。東洋人としては西村宏美が唯一人選ばれる。半年間のロングランの特別展を記念して、美術館では記念の本を刊行する。 |
2005年8月
ドイツ・ベルリン、ホテルベルリンにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 にっぽん 呉服店が閉店すると知り、老舗ホテルの女将は丸帯を全て購入したという。貴重な丸帯がこの商店街で生き残る為に、ホテルのインテリアに活用しようと。女将の心意気と日本国・菊の御紋を重ね、赤い菊を中心に配し「にっぽん」を発表する。 |
2004年8月
タイ・バンコック、ザ インペリアル クイーンズホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 さむらい パンツもスーツも、そのルーツは西洋において紳士の装いだった。日本の袴も殿方の装いである。現代女性に機能性の高い大きな襞付パンツとして、日本の袴をアピールしたいとデザインした作品。 |
2003年7月
イタリア・トレビソ、シニョーリ広場にて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 折り紙の服 暮らしの文化「折り紙」。東北の北上和紙で六角形の箱を作り、それを連ねてドレスに。日本人にとって希望の象徴「鶴」をほどこし、願い、祈る・・・合掌の心、人心の祈願をデザインする。ドイツの専門誌(ルンドショー)に作品が掲載される。 |
2002年8月
韓国・ソウル、ルネッサンスホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 リズムの源 「打ち寄せる波」は規則的であり不規則だった。「リズム」は音楽やデザインの要素。規則的なリズム(水玉模様)の素材に、不規則的なリズム(手仕事でボコボコの立体感を構成)を融合させてみたいと試み生まれたデザイン。 |
2002年4月
中国・上海、南昌、凱菜大飯店にて中国政府主催の国際ショーに参加客演。
日本の伝統織物、帯地のタウンスーツ他10数点発表。日本人デザイナー8名の合同作品によるファッションショー演出の総合プロジュースを担当する。 |
2001年7月
フランス・パリ、貿易センタービルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 男と女 仏のシルクシャンタンは、薄く張りがあり光を放つ。日本の和紙を手もみして、ごわごわ感を強調し光を吸収させた。異なる二つの素材で一着のドレスを。男と女の、複雑に絡み合う心の機微を表現した。 |
2001年3月
フランス・パリ、シャンゼリゼ・マルソーにて「西村宏美パリコレクション」を開催。
【タイトル】HIROMI NISHIMURA エコロジーをテーマに、絹・綿・和紙等天然素材と天然染料にこだわる。束の間の風、青春の余韻・エコロジー・黄昏時の口笛・ただれた心・リズムの源・怪光のシャワー・独り言・男と女・シルク和紙のマリエ・・10シーン約80点を新作発表。 |
2000年10月
中国・上海、杭州、貿易センターホテルにて中国政府主催の国際ショーに参加客演。
西村宏美パリコレ作品から、カクテルドレス他10数点発表。日本人デザイナー8名の合同作品によるファッションショー演出の総合プロジュースを担当する。帰国の途、飛行機の機内で配られた新聞の表紙と9頁全面に作品が掲載される。 |
2000年9月
フランス・パリ、国立政治科学大学校講堂にて「西村宏美ジャポニズムコレクション」開催。
西村宏美パリコレ作品から、和紙の作品を厳選し50数点発表。日本人デザイナーとして日本文化をアピールするファッションショー演出の総合プロジュースを担当する。 |
2000年7月
台湾・台北、圓山大飯店にて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 独り言 日本の俗語で母のことを「おふくろ」という。母の心には大きな袋があり、家族の愚痴を全て受け止めるのだという。誰にも愚痴をこぼさず、母の独り言が体外にこぼれ出るようにと、ドレスの布に無数の小穴を開けたデザイン。 |
2000年2月
フランス・パリ、在仏日本大使館にて西村宏美スペクタクルファッションショー」を開催。
【タイトル】 kagué-é 陰陽衣 日本の伝統文化、和紙の作品。天地創造・イザナギとイザナミ・恋風・鳥歌・叫叫・天からの使者・至上の愛。暗転会場内に和紙スクリーンを張り、7シーン約70点を影絵と朗読と共に発表。 |
1999年9月
フランス・パリ、市内特設会場にてサンタルグ社主催のミスフランス・ヘアーショーを開催。
西村宏美の作品を着用したミスフランス女王をモデルとしてヘアショーを進行するショー企画のプロジュースも担当する。 |
1999年8月
スイス・ジュネーブ、カジノホールにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 覆面 この年、カラーコンタクトが発売される。暗転の舞台で、二つの青い目だけが怪しく光るように・・・と、黒同素材のロングコートには覆面がついておりコート中のモデルが見えない演出。(写真はコートを脱いだ瞬間) |
1999年5月
中国・宝鶏・西安、シェラトンホテルにて中国政府主催の国際ショーに参加客演。
パリコレ作品から、日本の和紙で創作したカジュアル他10数点発表。日本人デザイナー9名の合同作品によるファッションショー演出の総合プロジュースを担当する。 |
1999年2月
フランス・パリ、ホテルルテシアにて「西村宏美パリコレクション」を開催。
【タイトル】 kagué-é 陰陽衣 日本の精神文化、感情を和紙作品でアピール。紙衣・ささやき・なびき葉・沈思・めざめ・沸・・10シーン約70点を発表。 |
1999年2月
フランス・パリ、在仏日本大使館にて「西村宏美スペクタクルファッションショー」を開催。【タイトル】 KAMIKO 紙衣
日本の精神文化、感情を和紙作品でアピール。神界への道・弁柄・苦悶・葛藤・虚栄・ねたみ・・・11シーン約50点を朗読と共に発表。 |
1998年7月
マレーシア・クアラルンプール、インペリアルクイーンズホテルにて、世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 魅惑 世界のファッション界をリードするフランスモードは、もともと貴婦人たちの高級注文服(オートクチュール)から出発した。フランスの上流社会の貴婦人をイメージして内面から自然にこぼれ出る上品さを表現した作品。 |
1998年2月
【タイトル】 SPIRITUALITÉ 神界への道 日本の伝統文化、着物地をアピール。涼風・奔放・ギャンブル・小意気・京都・魔性の女人・さむらい・魅惑・海外出品作品・神界への道。10シーン計108点新作発表。 |
1997年8月
スペイン・バレンシア、NHホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 ジャンヌ・ダルク ある日、パリのルーブル美術館前に設置されているジャンヌダルクの金張りの騎馬像を見た。国民的英雄が、戦いの聖女であることに感銘を受け、世界中の女性が平等に社会で活躍できるようにと願いを込めて作品が生まれた。 |
1997年2月
フランス・ベルサイユ、パレデコングレにて新作展示発表。
フランス・ベルサイユ、パレデコングレにて新作展示発表。 |
1996年9月
日本・東京、高輪プリンスホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 コムシコムサ お汁粉の隠し味はひとつまみの塩。日本語でいう「いい塩梅」の、あんばいにも塩が入る。セクシーな女を演出するドレスもまた、甘さからさも塩加減・・・。いい塩梅と同じようなニュアンスのフランス語を作品名とする。 |
1996年2月
ドイツ・フランクフルト、メッセ'96フランクフルトアンビエンテに参加、新商品展示発表。
【作品名】 ベスト |
1995年8月
イタリア・ローマ、シェラトンホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 リズムイブニング 京都西陣の丸帯は、提供してくれた方が御嫁入りをする時に着用した思い出の品。日本の婚礼衣装の絢爛豪華な美を、世界にアピールしたいとデザインする。 |
1994年7月
タイ・バンコク、タワナラマダホテルにて世界高級注文服業者連盟主催の国際ショーに参加。
【作品名】 トライアングルのテーマ 西村宏美の国際デビューの作品は、ピラミッドパワーの神秘的な力を信じて、あらゆるディティールをトライアングル(三角形)で構成したデザインを発表する。 |