紅花の里

日本中がバブル景気に沸き、衣食住の全てが欧米化し、ファッションは高級ブランドブームの時代、日本の伝統文化である「着物」は日本人から忘れられようとしていました。時代の波に逆らうように、西村宏美は着物地で創る洋服の専門店「グランベル」をオープンしました。1991年6月のことです。覚悟の上でしたが、予想通り一年以上もの間店舗にお客様はほとんど訪れませんでした。有り余る時間を、私は着物地で創る洋服の研究に費やし、母の和装箪笥が空っぽになった頃、思いがけず嬉しい企画が天から降りてきました。

1993年1月、西村宏美にとって初の国内ファッションショーが東京・南青山のプラザ246で開催されました。一般客はもちろんのこと、当時の外務省や通産省の方々をはじめ、青山という場所柄もあって外国の大使館の方々等・・・田舎者の私は、沢山の来場者に圧倒されて、このまま倒れるのではと思うほど緊張のあまり全身が震えた事を覚えています。主催は置賜紬伝統織物協同組合、後援は東北通商産業局。二週間の置賜紬展の中1日を「伝統織物でドレスを」というタイトルで、ショーの案内状やポスターを作って頂きました。その印刷物の「制作実演:紅花染め 伝統工芸士 須佐忠夫」という文字が私の心に留まりました。若輩者の私が大きな文字で印刷されていて、須佐先生ごめんなさい・・・と思いました。その思いが、山形県長井市、須佐織物とのご縁の始まりでした。

山形の県花は紅花です。紅とは、紅花の花弁にわずかに含まれる赤色色素のこと。染料をはじめ、化粧料や食用の着色料として、今なお私達の心を魅了し、時を越えて女性を美しく彩ります。須佐織物の紅花染の大判ハンカチ1枚から、女心を彩るような愛らしい巾着が完成しました。

(この製品は耐光堅牢度が弱い為、洗濯は中性洗剤に少量の酢を入れ手洗いし影干しすることをお勧めします)

素  材 紅花染(紅花の花弁から色素を取り出し染色)

サ イ ズ W22.5mm×H190mm

品  質 綿100%

取扱注意 上記説明文に記載

営 業 日 火・水・木・金 10:00〜17:00

定 休 日 土・日・月・祝祭日

配 送 料 全国一律500円(税込)でお届け

世界にひとつ「Hiromi Nishimura」一点ものシリーズは、追加生産ができません。なくなり次第、「紅花染大判ハンカチで創った折り紙のような巾着」は終了いたしますのでご了承ください。

型番 Ab02-13034-1
販売価格 1,800円(内税)
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